2009年6月アーカイブ
室内環境
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希望通りの素敵な キッチンでも環境が悪ければ快適には過ごせません。安全で快適かつ衛生的な居住空間を実現するためには室内環境の形成に影響する光・熱・空気・音などを効率よく制御する必要があります。キッチンでは調理作業を行うことが主な目的となるため作業空間として適切な環境が必要ですが、オープンキッチンやセミオープンキッチンの場合はダイニングやリビングの室内環境も合わせて考える必要があります。
1.キッチンの採光と照明
キッチンでは調理作業が行われ、また食 品を扱うということからも清潔に保つことが必要なため高い照度が必要です。このため採光と照明をうまく使いながら光環境を整える必要があります。
日本では昔は北側に追いやられていたキッチンも最近ではリビングやダイニングと共に南側や東側など日当たりの良いところにレイアウトされるケースも多くなってきました。
しかし都市部では隣接する建築物などにより十分な日照を確保出来なかったり、夜間や天候により照度が不足することもあり照明器具による照明計画はしっかりと考えたい部分です。
①採光
建築基準法による規定ではキッチンも他の居室と同じ様に床面積の1/7の面積を開口部として設けることが規定されています。
一般的には下記のような工夫が施されますが‥
外壁側にシステムキッチンを置く場 合は、ワークトップとウォールキャビネットの間に横長の窓を設ける。
室内の奥まで光が欲しい場合は、キッチンの側面などに幅は狭くても天井近くまである縦長の窓を設 ける。(この場合はもちろん、防犯対策も忘れずに! )
天窓を設ける。(同じ開口面積でも採光はほぼ3倍得る事が出来ます)
キッチンは家電製品・道具・食器等収納したい物がたくさんあり、窓にするか収納スペースにするかの取り合いです。収納も明るさもどちらも確保できるよう、工夫が必要ですね。
②照明
調理作業が安全かつ効率的に行えるようにすることがキッチンにおける照明の基本的な目的ですがオープンキッチンやセミオープンキッチンの場合はキッチンの照明によって他の部屋の雰囲気を壊さないように気をつける必要があります。照明はインテリア全体の雰囲気を変えたり、疲労を感じさせたりと精神的・肉体的に影響するため十分配慮する必要があるのです。
・独立型キッチンの場合
調理作業優先で考えます。全体照明として50~100ルクス程度、カウンター 前の局部照明が200~300ルクス必要です。注意すべき点は食品の色を正しく見せ手元に影を作らないように演色性の高い照明を用いること。全般照明の光源はインバータタタイプの蛍光灯が適当です。全体を均一に照らしちらつきの心配がありあません。上部キャビネットの扉を開閉する際に邪魔にならないシーリングタイプがお勧めです。手元灯は直接目に光が入らないように手前に幕板を付けたり、自由に角度が変えられるスポットライトが便利です。
・DKの場合
DKでは調理作業が効率的かつ安全に行えることと、食事の場として、食欲が進み楽しく食事が出来る家族が団欒出来るような配慮が必要です。
全体照明は50~100ルクスですがテーブル面には300~500ルクス程度が必要です。この光源は食べ物の色が美しくおいしそうに見えるように演色性の高い白熱灯が適していると思います。
・LDKの場合
LDKでは調理、食事と団欒に加えくつろぎやテレビ、読書などの娯楽に対する要求も満たさなければなりません。リビング部分では全体照明として50ルクス程度がくつろぎにはふさわしいのですが団欒・娯楽には150~300ルクス欲しいのでTPOにあわせて明るさの調節が出来ることタイプの照明が適しています。
・高齢者と照明
JISによる照度基準は健康な成人を基準に作成されています。20代で必要 な照度を基準とした場合、40代ではその1.4倍~2倍、60代では2倍~3倍の照度を必要とします。また、眩しさも感じやすくなるため、強い光が直接目に入ってこないように配置を注意しましょう。
2.キッチンの暖冷房・換気
①暖冷房
キッチン空間は主婦にとって1日のうち早朝から夜までかなりの時間を過ごす場所です。
出来る限り快適な環境で作業が出来るようにしたいものです。
ただ実際キッチンは火を使ったり換気が必要な上に多くのキャビネット類によって専用の機器を設置するスペースがなかったり、床に置くと動線の妨げになったりと暖冷房環境を整えるのは難しい場所です。
特に独立型キッチンの場合はスペースが無い場合が多いため足元温風機や床暖房などが良いでしょう。DKやLDKの場合も同じですが設置スペースが十分にある場合は機器の適切な容量(能力)を見極めて設置しましょう。
②換気
キッチンワークには煙とにおいがつきものです。快適な環境を保つにはしっかりした換気計画が必要です。特にオープンキッチンでは排気量の多い装置を設置するなど、煙やにおいがLDに広がらない工夫をすることが大切です。現在では建築基準法で常時換気が義務づけられていて住まい全体は24時間、強制的に給気と排気が行われるようになっています。キッチンではコンロを使うときはレンジフードを設置して煙や湯気を集めて排出し部屋全体に汚れた空気が広がるのを防ぎます。
換気扇の種類にはプロペラファンとシロッコファンがあります。プロペラファンは軸流ファンの一種で外壁に直接設置することがほとんどです。風量が大きいので一度にたくさんの空気を排気できます。作りが単純で掃除が楽なのも魅力です。
一方、遠心力を利用したシロッコファンは空気を送り出す力が強いのでマンションのようにダクトを利用する場合に用いられます。なお、スムーズな換気を行うにはそれに見合った給気が必要になります。給気口を必ず設けましょう。
ファンの動きを助けるレンジフードには補修率の高いもの、自動運転機能が備わったもの、手入れが楽なもの、さらには熱源のすぐ近くに排気口を設置して煙を拡散させることなく外へ送り出すことの出来る下引き型など様々な種類があります。キッチンのスタイルや使い型にあったものを選ぶようにしましょう。
・換気の方法
建築の換気方式には、自然換気と機会換気の2種類あります。自然換気は自然の風力や室内外の温度差によって生じる気流を期待して行う換気です。機会を使わないので騒音が発生せず、省エネルギーでもあるため居室の全体換気に適しています。ただし風向きや風速、外気温などの外界条件に左右されやすく安定性に欠けるため機会排気との併用が望ましいです。
機会換気は強制換気ともいい換気扇を使って強制的に換気を行うものです。自然換気に比べ風量の確保、安定性の面ですぐれています。キッチンでは排気のみを換気扇により給気を自然換気に頼っている場合が多いですがマンションのような高気密構造の場合には給気を強制的に行ったほうが良いと思います。給気も排気もレンジフードで行う同時給排気式のレンジフードもあります。
機械換気方式の中には給気口と排気口のどちらに換気扇を取付けるかによって3つの方式があります。その違いを簡単にまとめると下のようになります。
| ・ 自然換気方式 | |||||
| 換気扇は使わない | 倉庫、体育館、エコ住宅など | ||||
| ・ 機械換気方式 | |||||
| 第一種機械換気方式 |
| 給気・排気ともに換気扇を使う。室内は負圧に。 | ビル、屋内駐車場、ボイラー室、キッチンなど | ||
| 第二種機械換気方式 | 給気に換気扇を使い、室内を正圧にして、排気口を設け自然排気する。 | クリーンルームなど | |||
| 第三種機械換気方式 (キッチン換気の基本形です。 ) | | 給気口を設け自然給気し、室内を負圧にして、排気は換気扇を使う。 | キッチン、トイレ、バスなど | ||
・換気の対象
全体換気
室内空気が汚染状態にあるときその部屋全体の空気を入れ換え換気することを全体換気といいます。全体換気には自然換気と強制換気の2方式があります。
各部屋ごとに換気設備を設置して必要換気量を確保する「個別換気方式」、局所排気設備と各部屋の自然給気口を組み合わせる「トータル換気方式」、「24時間換気システム」で見られるような一台の換気ユニットで複数の部屋や住戸全体の必要換気量を確保する方式等があります。
局所換気
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キッチン、洗面、バス、トイレなど燃焼ガス、油煙、水蒸気、臭気などを換気扇を使って機械的に排出する方式です。キッチンにおいては加熱機器の上にレンジフードを設置し燃焼ガス等を速やかに排気します。
もうひとつ大切なことは、レンジフードだけではキッチンの排気をまかなうことはできないということです。そのためには上の図のようにキッチン空間全体を換気できる全体換気のための天井組込み換気扇を必ず設けるようにしてください。
キッチンから出る熱や臭いはコンロからだけではありません。調理中にフードから漏れてしまう蒸気を目の当たりにすることも多いと思います。そのためにも必ず全体排気と局所排気を組み合わせるようにしてください。
3.キッチンの給排水
① 給水
給水とは私達が生活していく上で必要な水を建物内に引き込み供給することです。そのためには必要な水量の供給、適正な水圧の確保、水質基準に適合した安全な水の供給などが重要になります。水の用途別使用量の割合は下記の表のようになっています。
水の用途別使用量の割合
| 用 途 | 割合(%) | 用 途 | 割合(%) |
| 飲用・炊事 | 15~30 | 便所 | 10~20 |
| 入浴 | 20~30 | 掃除 | 5~10 |
| 洗面・手洗い | 5~15 | 洗車・散水 | 2~5 |
| 洗濯 | 20~30 |
器具の最低必要圧力
(単位:kPa)
| 器 具 | 必要圧力 | 器 具 | 必要圧力 |
| 一般水栓 | 30 | 自閉水栓 | 70 |
大便器洗浄弁 | 70 100 | ガス瞬間式湯沸器 4~5号 7~16号 22~30号 |
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| 小便器洗浄弁 | 70 | シャワー | 70 |
水圧は適正な圧力が得られないと器具の機能が十分に発揮できず、使い勝手に支障をきたすことになります。反対に水圧が高すぎると流速が速くなりやすくなるので、流水音やウォーターハンマーなどが生じやすくなる。
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現在給水は一部で井戸水が利用されているのを除き、ほとんどは上水道によって供給されているが最近では雑排水や雨水を浄化処理して便器洗浄などに使う、中水の利用が導入される場合もあります。
②排水
私達の生活の上で欠かせない水もその用途が終わったときには、大部分が汚れた水として捨てられます。この汚れた水を衛生的にすみやかに下水道へ排出するのが排水の目的です。排水には大きく分けて3つあります。
・汚 水 便器から排出する排水のことです。
・雑排水 便器からの排水以外のキッチン、洗面、浴槽などからの一般的な排水のことです。
・雨 水 建物の屋根や敷地内の降雨による水のことです。
これらの排水を排水管に勾配をつけ自然流下によって下水道へ流し込みます。
そのための適切な流速と水深は管径と勾配によって決定されます。
③ 給湯
湯はキッチンや入浴・洗面での洗浄作業などのため水と同じように生活には欠かせないものです。
湯を得るには専用の加熱装置から管によって必要箇所に供給される給湯設備が必要になります。
加熱装置にはガス、電気、石油、太陽熱などを熱源として、水を加熱しながら湯を連続的に供給できる瞬間式と貯湯槽に湯を溜めておく貯湯式に分類できます。
4.キッチンの音とゴミ
① 音
音には大きさ、周波数、音色と3つの要素があります。一般に生活に邪魔になる音を総称して騒音といいますが主として不規則な多数の周波数の合成された音であって、誰が聞いても不快に感じる音のことをいいます。快適な生活を送る上で、住宅内に不快な騒音はあってはならないわけです。
しかしキッチンは特に他の居室に比べてさまざまな音の発生する場所です。音の発生源としては主に3つあります。調理作業による音、食器洗い乾燥機等の機械から発生する音、水が出てシンクにあたる音や配管内水流の衝撃音など給排水の音です。
騒音を低減する方法に吸音と遮音があります。
・ 吸音
音が吸収されるのは音の持つエネルギーが熱や振動などの別のエネルギーに変換されるからです。キッチンは水や火を使う場であり、その内装材はたいてい表面の硬い平滑なものが用いられるため吸音には不利です。一般的には天井材として石膏吸音板、ロックウール吸音板などが使われます。
・ 遮音
音を通しにくい材料を遮音材料といい、緻密で重く硬いほど遮音性が高くなります。コンクリート、ガラスブロック、石膏ボードなどがあります。
② ゴミ
家庭内においてキッチンが種類・量ともに最も多くのゴミを発生させます。食材を扱う上で避けられない生ゴミは腐敗しやすく悪臭を放ち、放置すると衛生面にも影響を及ぼします。清潔なキッチン空間を作るためには回収日までいかに使い易く、快適に生ゴミをストックしておくかがポイントとなります。
また最近では環境を大切にするためにゴミを分別し収集する行政も増えています。家庭ゴミ(生ゴミ、燃えるゴミ)、プラスチック、缶・ビン・ペットボトル、その他古紙・古布等に分別され、それぞれ週に1~2回回収されるためそれぞれのストック場所が必要となります。見た目にも美しく、使い易いようにゴミの定位置を考えることはキッチンをプランする際忘れてはならない重要な要素です。
・ 生ゴミの保管
最初の段階としてシンク廻りで生ゴミが発生します。排水口のゴミ収納か三角コーナーにたまった
ゴミを保管場所へ移します。その保管場所としてキッチンのキャビネット内にゴミ箱を設置する場合はまめにゴミを捨てる、密閉式にするなど臭いがキャビネット内に広がらない配慮が必要です。
使い勝手としてはキッチンの扉を開けた後、ゴミ箱のふたを開けて、捨てるといった3アクションでは不便です。また濡れた手のままで素早く捨てられるように配慮されたものが望ましいです。
キャビネットを設置せずに一部をオープンにし足踏み式のゴミ箱などを置くとういのも良いアイディアです。最近では対面式のキッチンが増えておりますのでシンク下やシンク脇にこのようなスペースを設けるとLD側からは死角になって見えません。使う時だけ出して、使わない時は入れておけば邪魔にもなりません。
対面式ではないオープンキッチンの場合はそこのゴミ箱が入っているキャビネットにカーテンをつけたり、インテリア的にポイントとなるようなデザイン性のあるゴミ箱を置いたりすると良いと思います。
・ 生ごみの処理
最近では家庭でも出来るゴミの減量の手段として、生ゴミ処理機が注目されています。処理の方法として熱で乾燥させて体積を減らすものやバイオ処理によって分解・消滅させてしまうものがあります。自治体によっては、生ゴミ処理機の購入に対して補助金制度が設けられている場合があります。購入をお考えの方は一度自治体に問い合わせてみると良いと思います。
また、ワークトップ前の壁や出窓などを利用してキッチンシューターを設けているところもあります。外部にゴミ保管庫がついてあり、意外と大量のゴミを収納できます。
また、悪臭がでないように、換気扇が組み込まれており投入口の扉をあけると自動で回るものもあります。
ゴミを粉砕して下水に流すディスポーザーもありますが、下水末端での処理に対する負荷が大きく認可していない自治体もあります。
キッチンづくりの基本 |
あなたは毎日何時間をキッチンで過ごしていますか?
毎朝、お弁当作りと朝食の準備から始まり、おやつにお菓子を作ってみたりしながら夕飯のメニューを考え、買い物後、夕飯の準備。食事後は後片付けや明日のお弁当の下ごしらえをしたり‥時には料理本を見て明日の夕飯や週末のホームパーティーの為のメニューを考えたり、書いたり‥。主婦は結構長い時間キッチンにいるものです。
あるいは平日は仕事が忙しいので短時間で簡単な食事しか作らないけど週末は思いっきり凝ったお料理作りを夫婦や家族で楽しむという人もいるでしょう。
人によってキッチンに対する思いは様々ですが毎日必ず使う場所だから使い易く、片付け易くなければなりません。でも何より大切なことは家族皆が生活を楽しめるような場であること、いごごちが良く快適な場所であることではないでしょうか。
それぞれの家族のライフスタイルやライフステージに合ったそれぞれの理想のキッチンがあるのです。
1.プランニングの流れ
タイプ(レイアウト)⇒サイズ⇒扉の色柄⇒カウンター⇒機器
キッチンは住宅全体のプランニングの柱となる場所です。プランニングにおいて広さや隣接する諸室との関係をまず第一に考えなくてはなりません。キッチンを調理作業のための独立した空間(K)にするのか、食事のためのダイニングとつながりをもたせた空間(DK)や、さらにくつろぎのリビングまで連続させる(LDK)ような複合空間にするのかということです。また勝手口やユーティリティーなどへの動線、窓の位置や大きさなど毎日の生活を考えながら検討しましょう。(プランニング参照)
またキッチンのタイプにはI型、LI型、Ⅱ型、U型、アイランド型、ペニンシュラ型などがありそれぞれに長所短所があります。(スタイル参照)
キッチンに取れる広さやダイニング、ユーティリティーやパントリーなどとのつながりでどのタイプが可能なのかを考えてみましょう。又、オープンなキッチンで家族とのコミュニケーションを取りながら、団欒の場としてのオープンキッチンにしたいのか、料理が趣味で様々な器具を使いながらクローズドキッチンで本格的に調理したいのかなど生活のイメージもしてみると良いでしょう。
キッチン周辺のプランが決まってくると、設置可能なキッチンのレイアウトやサイズも見えてきます。扉材や収納ユニット、天板、ビルトイン機器という順序で考えていく、というのがコツです。
2.プランニングの要素とポイント
①キッチンの環境
キッチンは主婦にとって1日のうちでかなりの時間を過ごす作業の場です。合理的に作業がこなせるようにするために、体の大きさやそれぞれの動作の特性や習慣(くせ)をもとにキッチンの高さや広さ、レイアウトを決めていく必要があります。また、快適に過ごすことが出来るよにするためには、光環境、温度環境、空気環境、音環境などの室内環境への配慮も必要になります。(室内環境参照)
②お料理づくりの流れと内容・設備・場所
「食事作り」とは計画し、材料を準備し、調理・加工し、食卓を構成して食事をするという一連の流れで成り立っています。これが一日に数回繰り返されるわけです。計画には1~2週間位の長期、2~3日の中期、その日1日の短期があり、その計画に添って食品の購入や備蓄、メニューの計画が立てられるわけです。表1は基本的な食事作りの流れとなっています。
このうち、材料の準備の過程と調理過程、配膳の過程が直接的にキッチンの諸設備や道具と関わってきます。ですからこの過程で必要な道具の収納やキッチンの設備の配列は作業能率に大きく影響します。
(収納参照)
基本的な食事作りの流れ(表1)
| 流れ | 内容 | 設備・場所 |
| 計画 | レシピ検討・嗜好・食品選び・予算 | キッチン・ダイニング |
| 準備 | 食材購入・仕分け・保存 | 冷蔵庫・パントリー |
| 調理加工 | (非加熱調理)下ごしらえ・洗浄・計量・解凍・切る・砕く・混ぜる・練る (加熱調理)煮る・蒸す・揚げる・炒める・焼くなど | 冷蔵庫・シンク・調理機器 |
| 配膳 | テーブル準備→食器準備→カトラリー準備→盛付け→配膳 | 調理台・配膳台 |
| 食事 | 食事・会話・サービス・マナー | ダイニングテーブル・カウンターテーブル |
| 後片付け | 洗浄・乾燥・収納・整理・清掃・ゴミ処理 | キッチン・ダイニング |
③キッチンの収納
ライフスタイルと収納
キッチンで使用、利用する用具・機器・食器類の種類と数は家族形態や人数などライフステージ、食生活の考え方などライフスタイルによって異なります。家族形態では、子供の独立前の時期が質量ともに最も多くなります。ライフステージは変化しますので子供の小さい時や要介護者がいる場合は特別な用品が増加したり、子供の独立後は質量がシンプルになります。
またライフスタイルとしては来客が多い家かどうかや晩酌の習慣が有るか無いかなどによっても必要な食器やその使用頻度、収納場所が違ってくるのです。(■収納参照)
システムキッチンと収納スペース
システムキッチンの長所の1つとして収納能力の大きさと収納部品の充実があげられます。システムキッチンの収納スペースはフロアーキャビネット、ウォールキャビネット、トールキャビネットがありキッチンの広さ、タイプによってレイアウトされます。大型冷蔵庫や食器洗い乾燥機、炊飯器、また重い物や保存食品を収納する床下収納庫やパントリー、ワインセラー等も組み込むことが出来るのです。システムキッチンを購入しての満足度調査によりますと「収納スペースが多く整理が楽になった。」という人が83%で1位となっております。因みに2位3位は「明るく清潔になった」「機能的」等があげられています。一方「自分の好みにピッタリのキッチンである」や「料理を作るのが楽しくなった」等は下位の方になっています。
収納効率
収納の効率を考える時に最も重要なことは使用頻度です。包丁やまな板、お鍋、調味料等一日に何回も使うものから、ホットプレートや土鍋等たまに使用するもの、頂き物なので捨てられないけど使用しないものまであります。基本的に使用頻度の高いものは使い易い位置に収納するべきですが、加熱中に使う小物や調味料は調理中にすぐ手が届く位置に定位置を決めてあげると良いです。又扉の無い棚に並べたり壁に吊るしたり「見せる収納」も考えられます。一日に何度も使用するものであれば埃だらけになることもありませんし、洗って乾かしておけるのでより清潔かもしれません。又、フードプロセッサーやミキサー、コーヒーメーカー等もしっかり収納してしまうと以外と取り出すのがおっくうになってしまうものです。埃がかぶらないように軽く布でもかぶせて使い易い位置に配置してあげると「朝、野菜ジュースを作ろうかな」とか「3時にコーヒー入れて飲もうかな」とういう気にもなるものです。
④キッチンのインテリア
キッチンは調理作業の場として考えられていますがインテリアとしての要素もおおきなウェイトをしめています。キッチンのインテリア計画は使用する素材の持つ質感と色彩をうまく用いながらあるインテリアスタイルのイメージを表現していきます。一般に木材のような自然素材を使えばナチュラルで暖かみのあるイメージになりプラスチックや金属などの素材を使うとモダンなイメージとなります。
さらに色彩はインテリア空間の印象を左右する重要な要素です。色は色相・明度・彩度によって表現され見る人に暖かい・寒い、重い・軽いなどのイメージを与えます。
またインテリアのイメージはモダンやクラシックなどのスタイルに分類されます。住空間の中で大きな面積を占める木質系の床材や建具などと同調させて、ナチュラルからクラシックといったイメージにしたり、キッチンをアクセントに個性的な配色を使いカジュアルからモダンといった感じにしたりと色々なパターンが考えられます。
上記の素材・色彩・スタイルだけではなく形状や小物によってもまた大きくイメージは変わってきますので単体ではなく空間全体としてイメージする事が必要です。
| 作業動線 | |||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||
1、キッチンの作業動線
2、キッチンを含めた家事導線
上の図は直線的な家事導線の一例です。 また、小さな子供がいる場合は子供の様子がうかがえることです。 また、水回りを集中して配置することで、給湯の配管を短くできるのもメリットです。配管を短くすると、その分施工費も下がります。 |
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![]() | オーバーシンクSH600-530 (YME600-530S) 価格: PRICE:50,070円(税込) 外寸600(W)X530(D)X194(H) 内寸530(W)X410(D)X179(H) スタンダードタイプ 0.8mm段付き深シボリ オーバーカウンターシンク 1槽シンク トップ市松エンボス仕様 ジャバラ式排水部品セット込み 承認図ダウンロード |DXF|PDF| |
![]() | オーバーシンクSH500-390(YME500-390S) |
![]() | オーバーシンクSH500-440(YME500-440S) |
収納
| 1.キッチンレイアウト別収納 |
| ①Ⅰ型キッチン |
| ②Ⅱ型キッチン |
| ③L型キッチン |
| ④U型キッチン |
| 2.アイテム別収納 |
| ① 家電 |
| ②キッチン道具 |
| ③食器 |
| ④調味料 |
| ⑤ 常温野菜 |
| 3.その他の収納 |
| ①パントリー |
| ②ワインセラー |
キッチンには家電、食器、調理道具、食材や調味料などたくさんのものを収納しなければなりません。
そのため、キッチンの大きさやレイアウト、それぞれのライフスタイルに最適な収納法を考える必要があります。
又、キッチンの収納は管理・清掃作業にも大きな影響を及ぼします。調理器具は使いやすい位置に、取り出しやすく、食品類は在庫や品質のチェックが一目でできるようひとまとめに、食器は使いやすい状態を保てるように収納計画を立てるなど‥計画されたキッチンは乱雑にならずに掃除もしやすく、快適な状態を保つことができるのです。
ここでは色々な角度から収納について考えてみます。
以下は身長160cmの場合の収納高さと使い勝手の関係です。
1.キッチンレイアウト別収納
①Ⅰ型キッチン
I型キッチンの収納はキッチンカウンターユニット下部と上部に奥行き40cm以内(あまり奥行きがない方が使い易い)のウォールユニットを設けることが出来ます。
又、対面I型の場合はキッチンカウンターユニット下部の他、背面の壁面に上から下までの収納を作る事が出来ます。キッチンカウンターと同じ高さにし、カウンター上には家電製品を置き、下部には鍋や重いものを入れ、カウンター上部には食器や軽いものを収納するウォールユニットをつければかなりの収納量が確保出来ます。
②Ⅱ型キッチン
ワークトップを2列に並べたⅡ型はクローズドキッチンの場合は両カウンター下部と上部に収納スペースが確保出来ます。又、セミオープン及びオープンキッチンの場合はシンクと加熱機器の配置にもよりますが上記対面I型と同様に壁側に収納を作る事が出来ます。
③L型キッチン
クローズドキッチンの場合もありますが最近は対面式カウンターを備えたセミオープンスタイルが多く見られます。L型の場合コーナー部を有効的に利用しましょう。(下図参照)カウンター下部は回転式の収納パーツを利用したり、リビング側に面している場合はリビング側から使用するスペースにするのも良い考えです。またカウンター上部は家電置き場にするのも良いと思います。
| L型キッチン収納例 |
④U型キッチン
作業面と収納面が同一になります。キャビネット類を多く設けることができるので、収納部も充実させることができます。
ですがコーナー部分は収納効率が悪いので、(下図参照)L型同様コーナーの使い方に工夫が必要です。
| U型キッチン |
2.アイテム別収納
① 家電
キッチンをすっきり見せたいなら、設備機器や家電製品の収納にもこだわりたいものですね。最近はキャビネット内に家電製品が収まるシステムキッチンもあります。場所をとる電化製品はできるだけ一ヶ所にまとめてコンパクトに収納します。ただ毎日使用するものが多いと思いますので使い易い定位置を決めてあげましょう。炊飯器などはスライド式収納にすると取り出しもスムーズです。またDKやLDKの場合はトースターや湯沸しポット等、家族皆が個々に使えるものはよりダイニングテーブルに近い位置に置いてあげると家族が積極的に動いてくれそうです。又、アンティーク製のコーヒーメーカーやデザイン性のあるミキサー等はカウンターや棚に並べて「見せる収納」を楽しむのも良いと思います。
②キッチン道具
キッチンに中で家電の次に場所をとるのが鍋やフライパンなどの道具類です。いかにスペースを取らずに取り出し易くするかを考えなければなりません。調理中に使う鍋やフライパンは加熱機器の下の大きい引き出しや開き扉の場合はラック等を利用し、あまり重ねず取り出し易く収納する工夫が必要です。同時に使用するフライ返しやおたま等も近辺に吊るしたり、ツールボックスに立てて入れたりするとすぐに手が届き調理作業がスムーズです。
実際に使う場所にたった時に手を伸ばせば届くかどうか考えて置き場所を決めてあげると良いでしょう。
③食器
食器の収納は配置がポイントです。
基本的によく使うものは手が届きやすい場所に置きます。盛付ける、洗う、しまうという一連の動作がスムーズに流れます。使う頻度によって収納場所は決めます。又、どこに何があるか一目でわかり、取り出しやすいように引出し収納や奥行きの浅い棚に収納するのがお勧めです。その他、ラックなどを使用しなるべく器を重ねないようにする事や、大皿等を取り出しやすく縦に並べて収納する工夫をしましょう。
グラス類は幅広い浅い引出しに並べて収納すれば一目でわかり取り出しやすいです。又ワイングラスはグラスホルダーを取り付けデッドスペースを利用して収納することも出来ます。
④調味料
調味料は頻繁に使うものとたまにしか使わないもの、使う場所によって収納場所を決めましょう。砂糖、塩、こしょう、オイルなどはガス台の側に置きさっと使えるようにするのが理想的ですが、油汚れがつきやすいのでそのまま置くのは最低限にし、まとめてボックス等に入れ使う時に取り出すなどの工夫をしましょう。
しょうゆやみそは品質保持のため冷暗所に保管する方が良いです。
料理好きの場合は調味料の種類や数が多くなりがちです。種類が多い場合は和食用、中華用、イタリアン用など用途別に分類し収納すると使い易いです。
使い切らないうちに賞味期限が過ぎてしまうことが多い乾物類はガラスの容器にしまって目につく場所に収納すると忘れずに使い切ることが出来ます。
⑤ 常温野菜
じゃがいも、玉ねぎ、にんじん、にんにく等、常温で保存できる野菜はストックをしておく人が多いと思います。冷蔵庫内で保管するよりカゴやワインケース、布袋など通気性の良いものに入れに風通しの良い場所に置けると理想的です。そのような条件を満たしている場所がキッチン廻りに確保出来るようでしたらぜひ常温野菜スペースにして下さい。
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3.その他の収納
①パントリー
キッチンに隣接した食器室や食品庫のことを言います。冷蔵庫に入れずに保存できる常備野菜やケース買いした飲み物や保存食品や普段必要をしないものを収納します。オープンな棚のみ作り、気楽に物を入れて収納します。特にオープンキッチンには欠かせない収納です。押入れ一間分のスペースがあれば造れるのでキッチンを計画する際にはぜひ頭に入れておきましょう。
床下収納庫
床下の涼しさを利用して漬物などを入れる床下収納は昔から見られる収納方法です。
現在では住まいの収納効率を高めるために設置されています。大きさは樹脂製の一体成形品で80?~330?、木質系を中心とした組立てボックス品で500?~700?、カプセル式の大型地下収納で760?~2000?などがあります。また機能商品として冷凍冷蔵庫、分別収納庫、高気密・高断熱住宅用、電動昇降タイプ、金庫など多種多様の既製品が品揃えされています。作業性や通気・換気などに多少の問題点はありますが、使い方によっては大変便利なものです。
②ワインセラー
家庭で気軽にワインを飲む方が増えてきました。そのためかお手頃な価格で飲める美味しいワインも多く出回っています。通信販売等でダース買いされる方も増えワインセラーが欲しいと思っている方もいらっしゃるかもしれません。
温度(最適温度は12~14度)、湿度(最適は75%)、直射日光(日差しも)を避ける、横に寝かして保管する等の条件に合う場所をワインのために作ることは日本のキッチンでは難しいと思いますがワインセラーを置けばベストな状態でお気に入りワインを保存出来るのです。
オープンキッチンやリビングのちょとしたアクセントとしても映えますし、お料理に合わせてワインをセレクトするのはなんとなく心が生活が豊かになった気分になれたりします。
全国取付設置工事まもなく開始!(事前にご相談下さい)
いつもe-KITCHEN&BATHをご利用いただき誠にありがとうございます。
弊社、取扱い製品のお問合せで取付設置工事のお問合せをいただく事が多くなってまいりました。
従来より各地方のプロパートナーを募ってまいりましたが、今回 下記製品の取付工事を全国(※沖縄・離島は都度ご相談下さい)承ることが可能となりました。現在、システム整理中の部分もございますが、取付工事ご希望の方はぜひお問合せ下さい。
設置取付工事の対象製品
・レンジフード(日本レンジフード・他)
・水栓(ハンスグローエ・他)
・食器洗い機(国内・海外メーカー各社)
・天然石カウンター
取付のための情報をいただいた後に現地調査の必要有無を判断させていただきます。現地調査の必要が有る場合は別途、取付工事費のお見積りを提出いたします。
なお、弊社では引き続き全国のプロパートナー様を募集しております。下記の職種の皆様にはぜひ、お問合せいただければと存じます。
・システムキッチン設置工事
・人工大理石カウンターなどの設置工事
2段になったエッジがアクセントになった 直線を活かしたシンプルなデザインに・・・
日本の食文化に根ざした深くて大容量のシンクです。
Japonism Style | |
| Accesorries デザイン+機能性=Double Sink Collection キッチンには様々な要素が求められます。 機能性、利便性、使いやすさ、お手入れのしやすさ・・・ その全ての要素にお応えすべく、専用のアクセサリーをご用意しました。デザイン性を損なわず機能性・利便性を更に充実させてくれます。 |
| シンクカバー LSC4240 価格¥14,700(税込) サイズ:W420XD400Xt15mm 材質:SUS304 1mm厚 ステンレスヘアライン | 水切りボート LDB3740 価格¥18,900(税込) サイズ:W370XD400Xt15mm 材質:SUS304 1mm厚 ステンレスヘアライン | |










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